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オカネの色々 [成年後見]

目が覚めたばかりの頃の父を考えれば、今は断然元気に見えます。
寝返りがうてない、起き上がれない、飲めない、食べれないと考えたら、
かなり、元気かもしれません。
でも、家族の生活はいっぺんしますよね。
父宛の税金、健康保険、介護保険、住宅ローン・・・
病気の父にありえない額の請求がどんどん届きます。
支払いは家族でできるけれど、払い戻しや預金の出し入れは家族でできないものです。
同じ銀行で、借金を返すのは誰でもいいから払ってくれればOK!な感じなのに対して、
父の預金をおろすにはかなり面倒臭い、法的手続きがいるのです。
それが、「成年後見制度」です。
今のいままでそんな事、何も知らずに生きてきたですよ。

入院費を払おうとしたところで、「エ!?お金がおろせない?」ということになったのです。

手続きの間、約3ヶ月の間の入院費はどうやって払えというのか?
借金の返済や光熱費はどんどん通帳から引かれていくのに。。。。。。。

親よ、脳梗塞で倒れるなら、貯金をしておいてくれ!!!
自分たちもある程度の貯金をしておかないと、親を入院させてあげられない。
入院させてあげられなければ、
家に帰る=介護が必要=仕事ができない=お金が入らない=生活保護
となるのではないかと、私の勝手な想像だけど、恐くなる。

今の時代、年金だけでは生活してゆけません。覚悟!
ということで、2ヶ月半かけて「成年後見」の手続きをしました。
入院費は立て替えて、ギリギリやっていけた。
でも、父の貯金だってそんなにある訳じゃない。
この先も思いやられます。


180日

やっと意識を取り戻した父ですが、ほっとしたのはつかの間でした。
父が倒れて2ヶ月以内に、回復期リハビリテーション病院に、
転院しなければならいというではないですか!
ほとんど意識がなく、死にそうだった父をみて、お医者さんは回復しないと
判断していたらしく、期限ギリギリでの転院となったため、
相談員には「急いで、このリストのなかから病院を探して!!!」としか言われなかった。
急いでと言われても、2ヶ月しかいられない現状や
回復期リハビリテーションの意味も分からないし!!!!?
何も分からなかったけど、とりあえず、転院するしかないんだと思いました。
私たちには、病院を見学する余裕などありませんでした。
本来なら、どんなリハビリテーション病院なのか、相談員はどんな人なのか、
どんな体制で看護してくれるのか?などをしっかりと見極めなければならなかったのでしょうが、
私たちにはそんな時間はまったくありませんでした。
脳梗塞で倒れたら、そんな一連の「これからの流れ」の紙を渡してくれればいいのに!!!
と思いましたが、2ヶ月以内に回復ができない人などは、
リハビリテーション病院さえもいけないのが現状のようです。
3ヶ月目に目を覚ました人は、適切なリハビリを受けられないのでしょうか?
どんなに後遺症が軽くても、重くても、リハビリが必要なら、
私たちと同じ一連の手順を踏むべきだと思うのですが、残念ながら、2ヶ月を超えると、
大抵の人はリハビリテーション病院には入院できないようですね。
なんで2ヶ月なのか、素人の私には分からないまま。

その後のリハビリテーション病院の滞在期間は、
脳疾患が原因だったので、180日でした。
+高次脳障害ということで、1ヶ月伸ばせるらしく、
合計210日の入院が可能でした。
それもまた、180日に区切られている意味が私には理解できないのですが。。。
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脳梗塞の後遺症 [脳梗塞]

脳梗塞には後遺症がつきまとう。
たとえ、命が助かったとしても、麻痺や高次機能障害が残る。
父は発見から、かなり長い時間が経過しており、
救急車で運ばれたときは、命も危険ですと言われたのでした。
この3日にお会いしたい人は連絡をとって、
親族をお呼びくださいと言われました。
誰もがもう駄目だと思いながら、お見舞いに来たのだと思います。
それから3週間後、父はゆっくりと目を覚ましました。
3週間の間、もう寝たきりかと思う事もありました。
このまま起きないのではないかと思いました。死を覚悟した数週間でした。
ですが、毎日、家族交代で、父に声をかけ続けました。

あと一週間と一ヶ月の間に、
リハビリテーション病院に転院しなければ、
リハビリが受けられなくなることなど知りもせず・・・。






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介護の現状 [介護]

父が今年の冬、突然脳梗塞で倒れた。
今まで介護とは無縁だったけれど、
否応なしに次から次へと色々な問題が出てくる。
病院に運ばれたその日から、それはたぶんこれから何年も続く。
自分を育ててくれた両親が突然変わってしまった。
片麻痺に加えて失語症や失行症。
昨日までは全く知らなかった言葉や制度。
誰も親切に教えてはくれない。
入院費、介護保険?住宅ローンや施設、今後の生活。私たちの未来。
母は5年前に亡くなり、姉妹の私たちには家で父を介護してあげる事が難しい。
昨日までは普通に生活できていたはずだけど、
今日は昨日よりずっと社会問題に耳を傾けるようになったと思う。
突然、真っ白な世界から、真っ黒な世界へ、放り出された気分だ。

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